九州横断旅行
2023年3月春分の頃、熊本から大分までの旅行にでかけました。
「高千穂ってまだ行ってないな」というのが、きっかけでした。
大阪では桜の便りはまだこれからのようでしたが、熊本ではちらほら咲き始めていて
別府にくれば満開でした。
熊 本
阿 蘇
菊池渓谷はくまもと自然保養林で阿蘇外輪山の北西部にあります。
うっそうとした広葉樹に覆われ、その間を縫って流れる伏流水は様々な瀬と渕と滝をつくります。
大観峰からカルデラ内を見下ろす。草千里はまだ芽吹く前で茶色です。
高千穂の夜神楽
天照大神が天の岩戸に隠れられた折に、岩戸の前で天鈿女命が調子面白く舞ったのが
始まりとされている。
高千穂峡
雨の後で川は増水し、令和4年の台風で川沿いの遊歩道は寸断で通行止めでした。
度重なる阿蘇山の噴火で噴出した火砕流が、冷え固まり川などの浸食によってできた柱状節理の
素晴らしい峡谷です。まるで地球の割れ目に水が 走っているようでした。
原尻の滝、別府地獄めぐり
「原尻の滝」は大分県大野市ののどかな田園風景の平野に突如現れる”東洋のナイヤガラ”です。
これもまた阿蘇山大噴火の火砕流によってもたらされたようです。
滝の上部で数本の川が合流しその上を手すりのない低い橋が次々と連なり幅広の道路になっていて
車や人が行き来しています。下流から見上げると、まるで車が滝の上を走っているように見えました。
中学校の修学旅行以来の別府地獄めぐりですが、当時はこんなに整備されてなかったなあと思いました
今回の旅は図らずも阿蘇山のたびかさなる大噴火によってもたらされた良き観光資源を巡る旅でした。
自然に畏敬の念を持ち続けた人々に感謝します。